サポートブックって?
サポートブックは、障害の種別に関わらず、お子さんが初めて接する人(例えば、ボランティアや新しい担任の先生など)に、お子さんの特性や接し方について知ってもらうための情報を書いておくものです。
①名前や連絡先、障害特性など基礎となる情報を書いておく
②子どもの好きな遊び、かかわり方や苦手なものを書いておく
③食事やトイレ、着替えなど、その時に必要な情報を書いておく
④要求のしかた、拒否のしかたなど、コミュニケーションのとり方について書いておく
⑤不安や過敏、パニックへの対応などについて書いておく
サポートブックは、最初に作成したものを一生涯使うというものではありません。
お子さんの発達や成長に応じて、できるようになったところは書き換えていきましょう。
作ったものを残しておくことで、お子さんの成長の記録にもなります。
最初からオールマイティに活用できるサポートブックを作ることはとても力のいることです。
必要なときに、必要な量だけ、相手に伝えておきたいことを書いてみましょう。
実際に使ってみて、見てもらった人の意見を参考にバージョンアップさせていきましょう。
プロフィールブックって?
プロフィールブックは、お子さんが生まれる前から今までの発達の様子を記録しておくものです。
歩き始めはいつ頃からか、ことばはいつ頃から出始めたかなど、
心身の成長の記録とともに、お子さんの発達で気になったことなどを書いておきましょう。
また、健診ではどうだったか、医療機関にかかったことがあるか、
発達検査や知能検査等を受けたことがあるかなどについても書いておきましょう。
専門的な助言を受けた場合はそのことも記入しておきます。
こうした情報は、新しく医療機関や療育機関などにかかる場合や就学時などに、
支援者がお子さんの発達の様子を正しく知り、適切な支援プログラムを考えていくために
とても役立ちます。
サポートブックと同様、お子さんの成長や発達に応じて内容を書き加えていきましょう。
ここでは、サポートブックとプロフィールブックの参考例をご紹介します。
あくまでも参考例ですので、お子さんひとりひとりに合わせて、
ご家族、専門家と話し合いながら、オリジナルのブックを作っていきましょう。
※サポートブックの例は、鳥取大学医学系研究科 教授 井上雅彦先生の研究室のご協力のもと、作成しています
※営利目的でのご利用はご遠慮ください
※詳細につきましては、ひょうご発達障害者支援センター クローバーまでご相談ください